Auto Scalingグループが使えるサービスと使えないサービスがあるのはなぜ?

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Auto Scalingグループが使えるサービスと使えないサービスがあるのはなぜ?
裏側はどうなっている?


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解答

面白い視点ですね。

実は Auto Scaling Group(ASG)は、AWSのあらゆるサービスをスケーリングする仕組みではありません。

ASGは本質的に、

「EC2インスタンスを増減させる管理システム」

だからです。

ASGの正体

ASGの裏側では、

現在の台数: 3台CPU使用率が高い↓EC2起動API実行↓4台になるCPU使用率が低い↓EC2終了API実行↓2台になる

ということをやっています。

つまり管理対象は

EC2

です。

なぜEC2はASGが使えるのか

EC2は

  • 起動できる

  • 停止できる

  • 終了できる

  • 台数を増やせる

という性質があります。

例えばWebサーバーなら

EC2EC2EC2

EC2EC2EC2EC2EC2

へ増やせます。

ASGはこの管理が得意です。

なぜRDSはASGを使わないのか

RDSに対して

DBを5台に増やせ

は簡単ではありません。

なぜなら、

データ同期レプリケーション整合性フェイルオーバー

が必要だからです。

EC2のように

同じAMIを起動

では済みません。

そのためRDSは独自のスケーリング機能を持っています。

例えば

  • Aurora Auto Scaling

  • Aurora Serverless

  • Read Replica

などです。

DynamoDBもASGではない

DynamoDBはサーバーレスです。

利用者からは

何台動いているか

が見えません。

なので

EC2を追加する

というASGの概念が存在しません。

代わりに

Read CapacityWrite Capacity

On-Demand

で自動スケールします。

ECS/EKSは?

少しややこしいです。

ECS on EC2

ASG↓EC2増加↓コンテナ配置

なのでASGが使えます。

ECS Fargate

サーバーが見えません。

そのため

タスク数

を増減します。

ASGではありません。

EKS

EKS自体はKubernetesです。

裏では

Cluster Autoscaler

などがNodeを増減させます。

NodeがEC2ならASGを使う場合があります。

AWS Auto Scalingという別サービス

ここが混乱ポイントです。

Auto Scaling Group

対象

EC2

中心。

AWS Auto Scaling

対象

EC2ECSDynamoDBAuroraSpot Fleet

など。

こちらは各サービスのスケーリング機能を統一的に設定するための仕組みです。

内部的にはサービスごとのAPIを呼んでいます。

裏側を一言でいうと

ASGができるのは、

「同じサーバーを何台も並べるだけで成立するシステム」

です。

逆に、

  • データベース

  • サーバーレスサービス

  • マネージドサービス

は単純な「台数増減」ではないため、それぞれ専用のスケーリング機構を持っています。

だからAWSでは、

「スケーリング」という目的は共通でも、裏側で増減させている対象(EC2、Pod、DBキャパシティ、RCU/WCUなど)が違うため、ASGが使えるサービスと使えないサービスが存在するのです。




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