AWSにIAM以外のロールだったり認証情報的な要素は存在しない?

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質問

AWSにIAM以外のロールだったり認証情報的な要素は存在しないんですか?


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解答

あります。AWSではIAMが中心ですが、実際には「認証・認可・権限委譲」に関わる仕組みがかなり複数あります。
ただ、AWSは基本思想として「最終的にIAMに収束させる」傾向が強いです。

整理すると分かりやすいです。


まずIAMの中にも複数ある

IAMという言葉が広すぎるので混乱しやすいですが、IAM配下だけでも:

  • IAM User

  • IAM Role

  • IAM Policy

  • IAM Group

  • STS(一時認証)

  • Instance Profile

などがあります。

特に実務で重要なのは、
「長期キーを避けてRoleを使う」
という思想です。


IAM以外の認証・認可要素

1. Cognito

エンドユーザー認証です。

例えば:

  • Webログイン

  • モバイルアプリ

  • Googleログイン連携

  • JWT発行

など。

IAMは「AWSリソース用」ですが、
Cognitoは「アプリ利用者用」に近いです。

ただし最終的に:
Cognito → IAM Role委譲
することが多いです。


2. Resource-based Policy

これはかなり重要です。

S3 Bucket Policy
Lambda Resource Policy
KMS Key Policy
など。

IAMユーザー側ではなく、
“リソース側”に権限を書く方式です。

例えば:
「このS3バケットはこのAWSアカウントからアクセス許可」

みたいな感じ。


3. KMS(鍵管理)

認証そのものではないですが、
実質的にアクセス制御要素です。

KMSキーを使えるかどうかで、
データを読める/読めない
が決まります。

つまり:
IAM + KMS
の二段階になることが多い。


4. Secrets Manager / Parameter Store

認証情報の保管です。

  • DBパスワード

  • APIキー

  • OAuth秘密鍵

など。

IAMは「誰が使えるか」を決め、
Secrets Managerは「秘密そのもの」を管理します。


5. STS(Security Token Service)

超重要です。

一時的認証情報を発行します。

例えば:

  • AssumeRole

  • クロスアカウント

  • MFA後だけ強権限

  • EC2/ECSの一時資格情報

など。

現代AWSはかなりSTS中心です。


6. EC2 Instance Metadata Service (IMDS)

EC2内部専用の資格情報取得機構です。

EC2に付与されたRoleの一時クレデンシャルを取得します。

つまり:
EC2自身がAWS APIを叩ける。

裏では:
IMDS → STS → 一時認証情報
みたいな流れです。


7. IAM Identity Center(旧AWS SSO)

組織向けログイン統合です。

  • SAML

  • Entra ID

  • Okta

  • 社内IdP

などと連携します。

多数アカウント管理では非常に重要。


AWSの思想

AWSはかなり一貫していて、

長期キーは危険


できるだけ短命化

Role + STSへ寄せる

という方向に進んでいます。

つまり、
「秘密鍵を配る世界」から、
「一時的に権限を借りる世界」
へ移行している。


実務で多い構成

例えばECSなら:

Task

Task Role

STS一時資格情報

S3アクセス

となります。

アプリにアクセスキーを書かない。


重要な整理

AWSでは:

  • 認証(誰?)

  • 認可(何していい?)

  • 秘密情報管理

  • 一時資格情報

  • 外部IdP連携

が分かれていて、
IAMはその中心ハブみたいな存在です。

なので、
「IAMだけ」
というより、
IAMを中心に複数機構が連携している
という理解がかなり実態に近いです。




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