PDSサイクルとPDCAサイクルは似ていますが、目的と重視点が少し異なります。
実務では「どちらを使うか」で仕事の進め方の質が変わるため、要点を明確にまとめます。
【PDCAサイクル】
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
もともと製造業で品質管理のために使われたサイクルです。
特徴
・計画重視
・計画を立ててから実行し、結果を評価して改善する
・業務が安定している環境で特に有効
・「計画 → 実行 → 再計画」のカチッとした循環
メリット
・ミスやバラツキの少ない運用に強い
・組織的な品質向上に向いている
デメリット
・計画に時間をかけすぎて動き出しが遅くなることも
・変化の激しい環境では硬直化しやすい
【PDSサイクル】
Plan(計画)→ Do(実行)→ See(検証)
日本企業がスピード改善のために採用した手法です。
特徴
・「See」=評価に重点がある
・PDCAよりもサイクルがシンプル
・すぐ実行して検証し、改善はその中で自然に行う
・スピード重視、変化が激しい仕事に向く
メリット
・動きが速い
・不確実な状況で小さく回して学習できる
・改善を「サイクル外」で柔軟に行える
デメリット
・組織全体の品質管理には少し不向き
・体系的な改善プロセスが弱くなることも
【一言で言うなら】
・PDCA → 計画を固めてから回す「管理のためのサイクル」
・PDS → とにかく回して改善する「学習スピード重視のサイクル」
【どちらを使うべきか】
・Web開発、スタートアップ、未知の課題 → PDSが向く
・運用保守、品質管理、重要インフラ → PDCAが向く
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