質問
NNTPとは具体的に何をどうしますか? |
解答
NNTP(Network News Transfer Protocol)について整理して説明します。 1. NNTPの目的 NNTPは ニュース記事(電子掲示板の投稿)の配信・取得・投稿を行うためのプロトコル です。 主に Usenet という分散型電子掲示板システムで使われます。 * ユーザー側の役割:記事を読む(取得)、記事を書く(投稿) * サーバ側の役割:記事の保存、他サーバとの記事転送(配信) つまり、メールのような分散システムを掲示板形式で扱うプロトコルと考えると分かりやすいです。 2. NNTPで具体的に行われること NNTPでは主に次の操作が行われます。 🔹 記事の取得 * クライアントはサーバに接続して特定の newsgroup(掲示板) の記事を一覧取得 * 必要な記事を選択してダウンロード(ヘッダだけ先に取得して、本文は後で取得することも可能) 🔹 記事の投稿 * クライアントからサーバに記事を送信 * サーバは記事を保存し、他のNNTPサーバに転送(フォワーディング)して分散配信 🔹 記事の同期 * サーバ同士が NNTP over TCP/IP で通信して記事を交換 * 分散型ネットワークを構成し、どのサーバからも記事が読めるようにする 3. プロトコル仕様 * 通信方式:TCP(通常ポート 119、暗号化は 563/TLS) * コマンド例: * `LIST` → 利用可能な newsgroup の一覧取得 * `GROUP ` → 特定 newsgroup の記事情報取得 * `ARTICLE ` → 記事本文の取得 * `POST` → 記事投稿 * メールのSMTP/POP3に似たテキストベースのコマンド・応答形式 4. 現状の使われ方 * 元々は Usenet の分散掲示板で広く利用されていた * 現在はほとんどが ニュースサーバやアーカイブサーバ向け、または 企業内掲示板 で限定利用 * WebフォーラムやSlack、Redditなどの登場により一般ユーザー向けの利用は激減 まとめ 1. NNTPは「ニュース記事(掲示板投稿)の取得・投稿・転送」を行うプロトコル 2. TCP接続を使い、サーバ・クライアント間で記事の送受信を行う 3. Usenetの分散型電子掲示板を支える仕組みとして開発された 4. 現代では主にアーカイブや企業内掲示板で限定利用される |
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