「バス(bus)」とは、コンピュータ内部でデータや信号をやり取りするための共通の伝送路(通り道)のことです。
人間にたとえると、「脳(CPU)と手足(周辺装置)」が会話したり命令を出したりするための神経や血管のような役割です。
【1】バスとはなにか?
【2】バスの主な種類と役割
バスにはいくつかの役割ごとの分類があります:
| 種類 | 役割 | 説明 |
|---|
| データバス | データのやり取り | CPUとメモリ間で数値や文字などをやり取りする通路。例:10101100 |
| アドレスバス | 場所の指定 | 「どのメモリ領域か」を指定するための通路。例:アドレス0x7FF3にアクセスしたい |
| 制御バス | 操作の指示 | 「読み込みか書き込みか」「有効か無効か」などの信号を伝える通路。例:Read=1, Write=0 |
これらは**まとめて「システムバス」**とも呼ばれます。
【3】バスはどこで何をしているのか?
バスは主に以下の装置間で働いています:
CPU ↔ メモリ(例:演算結果の保存、命令の読み出し)
CPU ↔ 入出力装置(例:キーボード入力の受信、画面出力)
メモリ ↔ DMAコントローラ(例:データ転送時にCPUを経由せず通信)
【図:バスのイメージ(簡易)】
┌────────┐ │ CPU │ └────────┘ ▲ ▲ ▲ │ │ │ ┌─────┴─┴─┴─────┐ │ システムバス │(データ、アドレス、制御) └─────┬─┬─┬─────┘ │ │ │ ┌──┘ │ └──┐┌────┴─┐ └─┬────┐│Memory│ │I/O │└──────┘ └────┘
【4】具体例:データの読み込みの流れ
例:CPUがメモリからデータを読み込むとき
アドレスバスで「0x1234」という番地を指定
制御バスで「読み取り命令(Read)」を送信
メモリが応答して、データバスに該当データ(例:01011011)を載せる
CPUがデータバスからデータを受け取る
【5】バスの発展的な例
◆ PCIバス(Peripheral Component Interconnect)
◆ USB(Universal Serial Bus)
◆ フロントサイドバス(FSB)
【6】補足:バスの種類による分類
| 分類 | 内容 |
|---|
| パラレルバス | 複数ビットを同時に送信(例:32bit、64bit) |
| シリアルバス | 1ビットずつ高速で送信(例:USB、PCI Express) |
| 内部バス | コンピュータ内部(CPUやRAMなど)で使う |
| 外部バス | 外部装置(プリンター、USB機器)との通信用 |
【まとめ】
| 項目 | 内容 |
|---|
| バスとは | 装置間でデータ・アドレス・制御信号をやり取りする通路 |
| どこで使うか | CPU・メモリ・I/O装置などの連携 |
| 何をしているか | データ送受信、場所の指定、動作指示などを伝える |
| 具体例 | データバス、アドレスバス、制御バス、USB、PCI、FSBなど |
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