電力線通信とはなんですか?

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質問

電力線通信とはなんですか?


解答

**電力線通信(Power Line Communication, PLC)**とは、家庭やビルに張り巡らされた電力線(コンセントの配線)を使って、データ通信を行う技術です。
つまり、電気と通信を1本のケーブルで同時に流す方式です。


◆ 電力線通信の基本仕組み

* 通常、電力線は50Hzまたは60Hzの低周波電力を送るために使われます。
* PLCでは、この電力に重ねて高周波のデータ信号を「多重化」して流すことで、通信を実現します。
* 専用のPLCアダプタをコンセントに挿すことで、ルーターから離れた部屋でも有線通信が可能になります。


◆ メリット

特徴説明
配線不要既存の電力線を使うため、LANケーブルを新たに引く必要がない
無線が届きにくい場所で便利壁や階でWi-Fiが不安定な場所でも安定通信できる
中距離対応同一のブレーカー内であれば複数部屋で利用可能


◆ デメリット

特徴説明
ノイズに弱い電気製品のノイズが通信に干渉することがある
同一分電盤でしか使えない別系統の電気回路をまたぐと使えない場合が多い
通信速度は環境依存速いものでもWi-FiやLANに比べると劣る場合あり


◆ 現在も使われているか?

はい、現在でも一部で使われていますが、用途は限定的になってきています。


● 一般家庭での使用(状況)

* Wi-Fiが不安定な家やアパート、鉄筋コンクリートの建物などでPLCが有効なケースがあります。
* 特に2010年代は人気がありましたが、現在では以下の理由でやや減少傾向です:
理由内容
Wi-Fi技術の進化Wi-Fi 6/6Eなどで通信品質が向上し、PLCの必要性が減った
メッシュWi-Fiの普及家全体をカバーできる無線技術が増えた
ノイズ問題家電や電子機器の増加によりノイズ干渉が起きやすくなった


◆ 一方、現在でも活躍している分野

● スマートメーター・インフラ用途(BPL)

* **高圧電線や中圧配電線に通信を載せる「BPL(Broadband Power Line)」**が、**スマートグリッド(電力インフラのIT化)**で使われています。
* 電力会社が、遠隔検針・送電制御・監視に使う。


◆ まとめ

項目内容
電力線通信とは電気配線を使ってデータ通信を行う技術
現在の家庭利用一部で使われるが、Wi-Fiの進化により主流ではない
インフラ用途スマートメーター・スマートグリッドなどで活用中
メリット配線不要・Wi-Fiが届かない場所に有効
デメリットノイズに弱い・通信速度が不安定な場合あり

一応、今も使われてはいるんですね。




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