コリジョンが想像できないので具体例をいくつか示してください

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コリジョンが想像できないので具体例をいくつか示してください


解答

「コリジョン(collision)」は、特にイーサネットなどの共有型ネットワークで発生する「複数の端末が同時にデータを送信し、信号がぶつかる」現象です。
特に**半二重通信+ハブ(リピータハブ)**の時代に問題でした。

以下に具体的な例を挙げて、コリジョンの仕組みや状況を解説します。

✅ コリジョンの前提条件

* 物理的に同じネットワーク(同じセグメント)上に複数の端末
* ハブで接続されていて、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)方式を使って通信
* 通信は半二重(同時送受信不可)

✅ 具体例1:同時送信による衝突

状況:

1. PC-A と PC-B がハブを介して同じLANに接続
2. 両者が、同じタイミングでフレームを送信開始
3. 電気信号がLAN上を伝わる途中でぶつかる
4. 衝突が発生 → 両者は信号の乱れを検知

結果:

* データは破損 * 双方ともランダムな時間だけ待機してから再送信

✅ 具体例2:コリジョンドメイン内の台数が多すぎる

状況:

* ハブに10台のPCが接続されており、全員がファイルを送受信中
* フレームの送信タイミングが被りやすく、高頻度で衝突が起こる

結果:

* ネットワークが非常に遅くなる(コリジョンによる再送の連鎖)
* 「CSMA/CD」の効果が追いつかない

✅ 具体例3:1つのPCが大量送信して他と衝突

状況:

* PC-Aが動画ファイルを大量送信(帯域を専有)
* 他のPC-B, C がそれぞれ軽いリクエストを送ろうとするが、タイミングが重なって衝突

結果:

* PC-BやCのパケットが頻繁に衝突・再送される
* 重いトラフィックを出す端末が他の通信を妨げる

✅ 現代においてコリジョンが起きにくい理由

原因解説
スイッチングハブの普及ポートごとに独立した通信経路(コリジョンドメインの分離)
全二重通信同時に送受信できる。
衝突自体が発生しない
CSMA/CDの役割が限定的に物理層レベルでの衝突がほぼ発生しなくなった


✅ 例外:コリジョンが今でも起きうる場面

シーン説明
古いハブ機器のネットワークハブは全ポートが同じコリジョンドメイン
仮想環境でのブリッジングミス複数VMで仮想NICを不適切にブリッジすると、仮想的な衝突が起きうる
CSMA/CA系(Wi-Fi)衝突は起きるが、「検出」ではなく「回避」する仕組み(後述)


✅ 参考:Wi-Fiとの違い

種類コリジョンの処理方法
有線LAN(CSMA/CD)衝突を検出してから再送
無線LAN(CSMA/CA)衝突しないよう「送信予約」してから通信


✅ まとめ

* コリジョンとは「同時送信による信号の衝突」
* 特に古いハブネットワークや半二重通信で発生
* スイッチや全二重通信で現代ではほぼ無縁になっている 




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